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猛暑の中、可哀そうな、植えられて間もない木

 2018-08-06
ふと地元の新富士駅で見かけた光景。
樹木医という仕事柄、目が行ってしまいます。。。



まだ植えられて間もないモミジです。近くで見てないので、正確になんの木かわかりませんが。。。
植えられて間もないということは、今年の異常な暑さの中で植えられたということです。

公共工事のため、この暑さの中で植えることへの特別な処置はおそらくされてないでしょう。
この木がこの夏を乗り越えてくれることを祈るだけです。

木を植える適期は春と秋です。静岡では冬もいけると思います。暑い夏、特に今年のような異常な猛暑の中での植栽は枯らすために植えるようなものです。

木が元気に育つための要件のうち、個人的には50パーセント以上の割合を占めていると思ってますが、植えられた時の状況が影響していると思っています。そこが上手くないと、植栽後、手のかかる木になってしまいます。

・適期に植えられたか?
・土壌環境は良いか?
・その場所に適応できる樹種か?
など。

残念ながら、今回もこの視点から見ると、あまり点数が良くなさそうです。
位置的に将来のシンボルツリーを託されていそうですが、どうも厳しそうです。


タグ : 樹木医

月刊誌「盆栽世界」2018年9月号(連載第11回掲載)発売です!

 2018-08-04
月刊誌「盆栽世界」2018年9月号が発売されました。
連載11回目です。
連載1年達成まであと1回です!

今回はディープな世界として、「植物ホルモン」について解説をしています。
実際に肥料や水など普段のお世話では到底できないようなことを植物ホルモンの力を借りて、行うことができます。
今回は、オーキシン、サイトカイニン、ジベレリン、エチレンの4つについて書かせてもらいました。
今回の連載を書きながら、樹木医としても最新情報を再チェックするいい機会となっています。

また、連載とは別に、水やりについての特集の中でも私が登場します。
樹木医として、ちょっと考えて、より楽に水やりを実行しよう!と思ってやっていることが、全くの変わった方法のようで、その方法を紹介したいということで、編集長がうちに取材に来ていました。
もし興味があれば、そちらもどうぞ!

今回の連載記事について詳しく知りたい方は、下記をクリックしてください。
こちらより。



菌根イソギクによる屋上緑化試験 3か所目

 2018-08-01
菌根イソギクによる屋上緑化試験を
現在、京都府宇治市宮城県富谷市にて行っています。

今回3か所として、最も目の届く、自宅庭の物置の屋根上に設置しました。
今回も比較用の赤玉土のほか、3つのパターンで試験をしてます。
近いうちに、追加でさらに3パターンの試験を行う予定です。
樹木医という仕事をしていると、色々と情報が入ってくるので、試してみたいものがたくさん出てきます。

菌根イソギクによる屋上緑化 3

先行してスタートした3パターンはどうでしょうね?
楽しみです!!
お盆前には、後半の3パターンの準備が出来そうです。
猛暑で雨がほぼ降らないのは、静岡も同じなので、良い試験条件です。


また本、買いました!「森づくりの原理・原則」

 2018-07-31
また、本を買いました!
樹木医の同期の方が紹介していた本です。

森づくりの原理・原則



最近は、環境団体等の植樹についてのアドバイスを求められるたり、神社から鎮守の森の維持管理についてアドバイスを求められたりすることが多くなってきました。
そのため、単木での視点に加えて、森という視点も必要になってきました。
目次をつらつらと見ていて、これまでの本とちょっと切り口が違っていたので、買ってみました。
この本はちょっと読むのが楽しみです!

雄株から雌株へと性転換!?

 2018-07-28
刺激的な見出しになってしまいました。

樹木医という仕事柄、雄木と雌木がある樹種ではしばしば性転換する木があるということは聞いていました。

まとめサイトなんかを見てみると、
サンショウ、イチョウ、イチイなどいろいろと性転換する樹種が列記されています。
https://matome.naver.jp/odai/2145127559862257801
41yo8SKQYsL.jpg
(出典 www.amazon.co.jp)

ふと、日本植物生理学会のHPを見ていると、面白いことが書いてありました。
突然の性転換だと思っていたのですが、どうも意外と雌木も種から芽を出して、しばらくは雄木として生長することが多いという記事が書いてありました。


それによると、

遺伝的に雌雄が決まっている雌雄異株の植物でも、雌株が若いときに雄花をつけることがしばしばあります。これは、マムシグサが雄株から雌株へと性転換をすることに類似した現象であり、雄花をつけるのは、種子をつくることにくらべてコストがかからないためと考えられます。
(参照 https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3474

とのこと。

なるほどなあ~!と思います。
ということは、種を蒔くと、最初は雄木が多く、ちょっとだけが雌木として生長していくという感じでしょうか。

すると、最初から雌木を育てたい人はなかなかに大変です。
ある日突然雌木に性転換することを夢見ながら、雄木を育て続けるしかないということでしょうか・・・
性転換もいつ起きるのか? まず起こるのか起きないのか?という前提ですし。

実際の生産現場では、接ぎ木、挿し木、取り木が多用される理由もよくわかります。



タグ : 樹木医 性転換
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