地すべり対策事業の見学へ
今日は、森林機能保全の講義の一環として、
静岡県由比町の地すべり対策事業を見学してきた。
まず、驚いたのは事業規模の大きさ。
地すべり対策地域: 264ヘクタール
総事業費: 400億円
当初は国の直轄事業として行われ、平成13年に静岡県に移管されたとのこと。
確かにこの地区は、東名高速、東海道新幹線、東海道本線、国道1号線が密集する交通の要所。
ここがひとたび寸断されると日本経済の物流にかなりのダメージを与えることにある。
過去に昭和49年に大規模な地すべりが発生し、
東海道本線が7日間、国道1号線が23日間不通になったことも。
地すべりは、土砂崩れとは違います。
土砂崩れとは急傾斜地で、突発的に原形を留めずに土砂が一気に移動をすること。降雨などに影響される。だから、落石も一種の土砂崩れになります。一方、地すべりは、緩斜面でゆっくりしたスピードで、原形を留めたまま、継続的に移動するものです。こちらは地下水の影響を受けます。
さらに、地すべりには3種類あり、
第三紀層地すべり − 第三紀層の比較的若い地層が水分を含んで軟弱に、粘土化して発生
破砕帯地すべり − 地殻変動のひずみエネルギーによって岩石が破砕、変質して粘土化して発生
温泉地地すべり − 硫化作用で岩石が化学的に変質し、粘土化して発生
こんな理由で発生する地すべりの動きを食い止める対策事業を今日見学をしてきました。
一見、山の中にある灌漑パイプ見たいに見えるもの、小さなトンネル、小さな井戸がすべて地すべり対策のために設置されたということを聞かされて、今日はたいへん驚きました。
しかし、素人目にはとてもわかりません。
今日、いろいろ見せてもらったので、多少わかるようになりました。
今度から、山に行ったら、もう少しじっくりと眺めてみると、
意外とおもしろい発見があるかもしれません!
さあ!山に行きましょう!


