石巻市民憲章脇のマツの樹勢回復作業

 2015-12-15
今日は穏やかな日でした。
今日の作業は、石巻市民憲章脇に植栽されているマツの樹勢回復作業です。
この木は昨年から手を加えさせて頂いている木となります。
石巻市民憲章脇のマツ

なかなか大変です。
昨年は、塩害対策(除塩)作業、薬剤(殺虫剤)散布、無機肥料施肥、アミノ酸液肥の葉面散布を実施しました。
いろいろとしましたが、メインは塩害対策(除塩)作業となりました。
ということで、今回が樹勢回復作業の本番となります。

状況は、昨年からあまり変わっていません。
正確にいうと、春から夏にかけていい傾向にあったのですが、今年の夏の猛暑がかなり堪えたみたいで、状況としては変化なしというところです。
今回の作業は、樹勢回復を狙い、菌根菌資材の投入が主作業となります。
バイオエコティクス根健 マツ用」(松本微生物研究所 製造)の投入となります。
今日の作業は1人で行っていたので、詳しい作業工程は以前にブログを参照ください。
今日の作業も、根をビシビシと切って、菌根菌資材を投入しました。
来春に根が新規に伸びてきた段階で、菌根菌に感染し、栄養・水分の栄養効率の良い新しい根がどんどんと誕生する予定です。

加えて、今日は新しい試みとして、
花壇に植えられたこのマツの根域を十分に確保することを目指し、周りのイヌツゲ、カンツバキの根が侵入できない領域(マツの根専用領域)を作るため、防根シートの埋設を実施しました。
石巻市民憲章脇のマツ

通常、マツは弱い木のため、他の樹種の木の根が侵入してくると、生存競争に負けて、どんどんと根系が衰退していきます。
それを食い止めるために、人工的にマツ専用の領域を確保した形となります。
防根シートとは、木の根が嫌がる物質を染み込ませた不織布の布で、根が伸びて欲しくない方向などに埋設することにより、根の伸長をコントロールする資材です。馴染みの深いところでは、歩道下に根が伸長し、歩道をボコボコにならないように、その方向に根が伸長しないように埋設されています。

これで、今、私が行える樹勢回復作業のすべてを行いました。
今後は、マツ専用領域に、健康な根を新規に出してもらうことを願うだけです。
来年夏以降どうなっていくか気になるところです。



タグ : 樹木医 樹勢回復
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