海岸マツ林の土壌改良研修

 2014-02-21
今日は、海岸マツ林にて土壌改良の研修がありました。
講師は、小川真先生。
炭と菌根でよみがえる松」や「海岸林再生マニュアル: 炭と菌根を使ったマツの育苗・植林・管理」を書いている人です。
私はどちらの本も読ませてもらいました。
三保の松原研修1

今回の講習内容は、マツの樹勢診断手法、土壌改良方法について1日がかりの研修となりました。
午前は簡単に目視でのマツの診断方法の説明をした後、
土壌改良の実習となりました。
三保の松原研修2 三保の松原研修3 三保の松原研修4 三保の松原研修5
このマツは衰弱し、幹から2~3mの位置までしか根が伸長していないという診断。
そして、幹から1m離れた位置から外に向けて、根を掘り出しました。
深さは20cm程度。
そして、素早く針葉樹の炭1~2cm角まで細かく砕いたものを散布し、その後菌根菌の胞子を水に溶かし、散布しました。この日は、アミタケ、ショウロ、コツブタケの3種類。
そして、最後に、落葉、落枝が土に混ざらないようにし、埋め戻しました。
これで、土壌改良実習は終了です。

続いて、午後から樹勢診断方法の実習です。
幹から1mほど離れた位置にて、縦25cm×横25cm×深さ15cmの穴を掘り、その掘った土から根を1つ1つ拾いだし、菌根の状況を確認します。それを全部で10か所。
そして、総合的にマツ林の健全度をチェックするという方法です。
三保の松原研修6 三保の松原研修7

続いては、マツ単木での健全度のチェックについて。
これは全体を見渡し、葉が枝の先端で枯れているものは、それに対応する外側に伸びる根も弱っているという判断。
次に葉を見、葉が上向きについているものは健全。しかし、横向き、下向きについているものは、水の吸い上げが弱く、根が弱り、木も弱っているという判断。
最後に、芽を切り取り、ヤニの状況を確認。ゆっくり10数えて、手にべっとり付くなら、問題なし。しっとり程度の場合はやはり根が衰弱しているという判断でした。
三保の松原研修10 三保の松原研修8 三保の松原研修9
左は健全、 中は弱っているマツ、右はその葉の拡大

今回の研修はいろいろと新しい発見のあるものでした。
また、周りに大勢の樹木医の方々が参加しており、その人たちと話をしながら、研修を受けたことでさらにいろいろと理解が深まりました。
有意義な1日となりました。

当日、NHKも取材をしていました。詳しくは下記。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140219/k10015361601000.html



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