FC2ブログ

また本、買いました!「森づくりの原理・原則」

 2018-07-31
また、本を買いました!
樹木医の同期の方が紹介していた本です。

森づくりの原理・原則



最近は、環境団体等の植樹についてのアドバイスを求められるたり、神社から鎮守の森の維持管理についてアドバイスを求められたりすることが多くなってきました。
そのため、単木での視点に加えて、森という視点も必要になってきました。
目次をつらつらと見ていて、これまでの本とちょっと切り口が違っていたので、買ってみました。
この本はちょっと読むのが楽しみです!

雄株から雌株へと性転換!?

 2018-07-28
刺激的な見出しになってしまいました。

樹木医という仕事柄、雄木と雌木がある樹種ではしばしば性転換する木があるということは聞いていました。

まとめサイトなんかを見てみると、
サンショウ、イチョウ、イチイなどいろいろと性転換する樹種が列記されています。
https://matome.naver.jp/odai/2145127559862257801
41yo8SKQYsL.jpg
(出典 www.amazon.co.jp)

ふと、日本植物生理学会のHPを見ていると、面白いことが書いてありました。
突然の性転換だと思っていたのですが、どうも意外と雌木も種から芽を出して、しばらくは雄木として生長することが多いという記事が書いてありました。


それによると、

遺伝的に雌雄が決まっている雌雄異株の植物でも、雌株が若いときに雄花をつけることがしばしばあります。これは、マムシグサが雄株から雌株へと性転換をすることに類似した現象であり、雄花をつけるのは、種子をつくることにくらべてコストがかからないためと考えられます。
(参照 https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3474

とのこと。

なるほどなあ~!と思います。
ということは、種を蒔くと、最初は雄木が多く、ちょっとだけが雌木として生長していくという感じでしょうか。

すると、最初から雌木を育てたい人はなかなかに大変です。
ある日突然雌木に性転換することを夢見ながら、雄木を育て続けるしかないということでしょうか・・・
性転換もいつ起きるのか? まず起こるのか起きないのか?という前提ですし。

実際の生産現場では、接ぎ木、挿し木、取り木が多用される理由もよくわかります。



タグ : 樹木医 性転換

菌根イソギクによる屋上緑化の試験施工 第2ラウンド

 2018-07-24
今年2月から、京都府宇治市の9階建てビルの屋上で行っていた菌根イソギク屋上緑化試験
もちろん、完全無潅水で行っていました。
しかし、7月18日に全株が枯れたという判定のなりました。
(実際には、約半数が枯れ、残り半数はまだ生きていたのですが、見た目として茶色く枯れたような状態になっていたため、緑化という観点から判定しました。秋になれば、きっと芽をふき返し、緑にはなると思いますが・・・)

菌根イソギク屋上緑化1

今回の試験施工は、もっとも単純にコンクリートの上に直接植栽袋を置き、
中に入れた培土も、ただの赤玉土やちょっとした普通の培土を入れて試験をしました。
この程度では、今年記録的に暑く、日本でも最も暑い土地の1つである京都では対応できなかったようです。

さて、簡単には諦めません。
今年の夏は3か月くらい続きそうなので、第2ラウンドです。
それでもダメなら第3ラウンドまで準備しています。
第2ラウンドでは、保水力の高い十和田砂を投入、さらに十和田砂+高分子ポリマーというバージョンも投入しました。

今日も京都は暑いです。
敢えて気温は確認してませんでしたが、夕方17時、車で帰る途中に温度計が39℃を表示してました。
おそらく作業中は普通に40℃を越えていたのでしょうか。
この環境下で菌根イソギクが耐えてくれれば、かなり確かなデータとなります。

菌根イソギク屋上緑化2

さあ、第2ラウンドはどうでしょうか?
今年の猛暑を京都で超えられるのであれば、もう日本中どこでも対応できます。

「さ、光合成しにいくよ!」頭に乗せた植物を日光浴させたり、水やりのタイミングを動きで知らせる植物育成ロボット

 2018-07-21
「さ、光合成しにいくよ!」頭に乗せた植物を日光浴させたり、水やりのタイミングを動きで知らせる植物育成ロボット
というネット記事をみつけました!
なんでしょう?
なんだか面白い響きです。
(参照   http://karapaia.com/archives/52262624.html)
やっぱりこういうロボットがいると楽しいですよね!
あと、給水も自動でしてくれると、ちょっと旅行に行くにも気軽に行けますね!
詳しくはこちらから。
タグ :

ベッコウタケ 大豊作です!

 2018-07-18
ベッコウタケが大豊作です!
これは樹木医の強敵です。
  
幼稚園園庭のソメイヨシノです。
かれこれこのソメイヨシノ、ベッコウタケと2年あまり関わっています。
今年は暑いせいか、梅雨によく雨が降ったせいか、はたまたその両方か、大豊作です。
これまでいろいろな方法で、いろいろな殺菌剤を試してきましたが、効果的だった方法で、効果的だった殺菌剤にて、今回の大豊作なベッコウタケ相手に最終試験です。
これだけ見事なベッコウタケを抑えることができれば、あとは物量と面積を増やすだけなので、簡単なのですが。。。
これがなかなか。。。

「魔法かな?40種類の果物を実らせる木を作り上げた男性」という記事

 2018-07-16
魔法かな?40種類の果物を実らせる木を作り上げた男性
というネット記事。
樹木医という職業柄か引っかかります。
内容は、

2008年頃、アクン博士はニューヨーク州農業研究所の果樹園が資金難により閉鎖することを知った。果樹園では数多くの植物が育てられており、その中には樹齢150から200歳にも及ぶ長寿の木々もあったそうだ。
もし果樹園が閉鎖したら、これらの植物は失われてしまうかもしれない。そう危惧したアクン博士は、果樹園を買い取りある計画を進めた。
彼は翌年、壮大なる計画をスタートさせた。 果樹園の植物を集め「全ての果実を一本の木で実らせる」という計画だ。

dd2c934d.jpg
(参照 http://karapaia.com/archives/52261976.html)

ということらしいです。
詳しくは、こちらから。

ただ、
日本でも1本の木に20種類くらいの果実がなる木があるということをどこかで見たか、聞いたかしたことがあります。
その日本の木がどこにあるのかは全く記憶にありませんが、
人間、古今東西同じようなことを考える人がいるんですね!

タグ : 樹木医

また、本を買いました 「菌の絵本」シリーズ 3部作

 2018-07-14
またまた本を買いました。 今回は絵本です。 菌の絵本シリーズの3部作を買いました。 
その3冊とは・・・

菌の絵本 こうじ菌

なんとなく心惹かれました。
しかし、樹木医をしていると、一番初めのカビきのこは、絶対に避けて通れないテーマです。
木を害する病気にもなるし、木を助ける共生菌にもなります。
最近よく聞く菌根菌やエンドファイトというのもこのテーマ内の話です。



今日買った本 「植物と微気象」第3版

 2018-07-12
今日買った本 「植物と微気象」(第3版)

  

植物生理的な観点で、植物を考えている本になります。
ちょっと取っつきにくそうだったのですが、植物生理学を定量的になるべく数式に変換して、
説明するという観点がちょっと気になったので、買ってみました。

樹木医をしていると、どうしても一般の人に分かり易く樹木について説明するという場面が多くなります。その助けになればいいなあ~と思い、買いました。

読後感についてはまた改めて書きたいと思います。


タグ : 樹木医 植物

米の宮浅間神社のクスノキ 樹木の簡易診断調査

 2018-07-12
今日は、米の宮浅間神社でもっとも大きな木であるご神木のクスノキ
そのクスノキについて樹木の診断調査を行ってきました。
しかし、残念ながら、枯れ枝が多く、つい数日前に強剪定が行われました。
米の宮浅間神社のご神木2

強剪定される前は、下のような写真の姿でした。
公共事業として実施されたのですが、ちょっと切り過ぎかな~という印象です。
元々弱っていたので・・・
米の宮浅間神社のクスノキ3 

さて、今日の診断調査ですが、
写真でもわかるように、ご神木なのに、幹のすれすれまでアスファルト舗装がされています。
これが主な原因で樹勢が衰退しているのかな?と思いながら、調査をしていたのですが、どうもそればかりとは言えなさそうです。どちらかというと、アスファルトの件よりもっと重大な何かがありそうです。

米の宮浅間神社のご神木
ちなみに、今写っている太い根は全て枯れていました!
これはかなり重症です。

ただし、今回の診断調査の結果が出るまで、しばらく時間がかかります。
今回は土壌分析も行うため、全てのデータが揃うまでに1週間程度かかります。
さて、どういう結果が出てくるのでしょうか・・・
この辺りが樹木医としての仕事の醍醐味でしょうか?
最近、樹木医の仕事は、医者というより、刑事か探偵の仕事に近いかな?と思っている今日この頃です。



米の宮浅間神社のムクノキ 樹木の簡易診断調査

 2018-07-11
先月にご相談を受けていた米の宮浅間神社のムクノキ
今日、簡易診断調査を行ってきました。
米の宮浅間神社のムクノキ 
この木は、神社の本殿横、参道のすぐそばにある木です。
さらに、車祓い所の目の前に立っている木です。つまり、日々人と車が地面を締め固めています。

ということで、
今回は、踏圧についてメインに調査をする形を取りました。
実は、このムクノキの隣(下の写真の右の植栽枠)にシデの木(見ていないので何シデかは不明)があったのですが、
その木が6月に突然倒壊したそうです。それを受けてのこのムクノキは大丈夫だろうか?という心配から依頼を受けました。
米の宮浅間神社のムクノキ2 

土壌分析用のサンプルも採取したので、
調査結果全体がはっきりするのは1週間後くらいでしょうか。

また、樹木医の立場からこの神社の鎮守の森の維持についてもアドバイスを求められているので、こちらの神社とも長いお付き合いになりそうです。




≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫