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菌根イソギクはすごい!

 2018-08-28
今日は、樹木医の仕事というよりは、今、取り組んでいる雑草対策について。
テーマは、イソギクという日本在来種。
そして、それをさらに菌根菌と共生させて強化したタイプについてです。

菌根イソギクは、アレロパシー物質を根から出して、周りの植物の繁茂を抑制します。
アレロパシー物質とは、簡単に言うと「毒」です。
アレロパシー物質は、有名なセイタカアワダチソウも根から分泌します。
菌根イソギクが出すアレロパシー物質は、自分の周りにある植物の種が発芽しないように発芽抑制物質となります。
生えている木や植物を枯らすという害はありません。

そこで、本当かな?ということで、
菌根イソギクの周りに雑草の種を大量に撒いてみました。
さて、どうなるか?

2018年4月17日 撒きました!
菌根イソギクと雑草の種3 菌根イソギクと雑草の種4

その後、7月終わりの状況
菌根イソギクと雑草の種2 菌根イソギクと雑草の種

やっぱり雑草が生えていません・・・
小さいものが2~3生えている程度・・・
4月にあれだけたくさん種を投入したのですが、お見事としかいいようがありません。

菌根イソギク、すごいですね!
これなら、自信をもって、雑草対策に菌根イソギクを使うことをおススメできます。





菌根イソギクによる屋上緑化試験 3か所目

 2018-08-01
菌根イソギクによる屋上緑化試験を
現在、京都府宇治市宮城県富谷市にて行っています。

今回3か所として、最も目の届く、自宅庭の物置の屋根上に設置しました。
今回も比較用の赤玉土のほか、3つのパターンで試験をしてます。
近いうちに、追加でさらに3パターンの試験を行う予定です。
樹木医という仕事をしていると、色々と情報が入ってくるので、試してみたいものがたくさん出てきます。

菌根イソギクによる屋上緑化 3

先行してスタートした3パターンはどうでしょうね?
楽しみです!!
お盆前には、後半の3パターンの準備が出来そうです。
猛暑で雨がほぼ降らないのは、静岡も同じなので、良い試験条件です。


菌根イソギクによる屋上緑化の試験施工 第2ラウンド

 2018-07-24
今年2月から、京都府宇治市の9階建てビルの屋上で行っていた菌根イソギク屋上緑化試験
もちろん、完全無潅水で行っていました。
しかし、7月18日に全株が枯れたという判定のなりました。
(実際には、約半数が枯れ、残り半数はまだ生きていたのですが、見た目として茶色く枯れたような状態になっていたため、緑化という観点から判定しました。秋になれば、きっと芽をふき返し、緑にはなると思いますが・・・)

菌根イソギク屋上緑化1

今回の試験施工は、もっとも単純にコンクリートの上に直接植栽袋を置き、
中に入れた培土も、ただの赤玉土やちょっとした普通の培土を入れて試験をしました。
この程度では、今年記録的に暑く、日本でも最も暑い土地の1つである京都では対応できなかったようです。

さて、簡単には諦めません。
今年の夏は3か月くらい続きそうなので、第2ラウンドです。
それでもダメなら第3ラウンドまで準備しています。
第2ラウンドでは、保水力の高い十和田砂を投入、さらに十和田砂+高分子ポリマーというバージョンも投入しました。

今日も京都は暑いです。
敢えて気温は確認してませんでしたが、夕方17時、車で帰る途中に温度計が39℃を表示してました。
おそらく作業中は普通に40℃を越えていたのでしょうか。
この環境下で菌根イソギクが耐えてくれれば、かなり確かなデータとなります。

菌根イソギク屋上緑化2

さあ、第2ラウンドはどうでしょうか?
今年の猛暑を京都で超えられるのであれば、もう日本中どこでも対応できます。

菌根イソギクによる屋上緑化の試験施工をしてきました!

 2018-07-01
今日は、宮城県富谷市役所の屋上にて、
菌根イソギクの屋上緑化の試験施工を行ってきました。

菌根イソギクの屋上緑化については、今年2月からスタートしている京都府宇治市に続き、2例目です。
宇治の事例は、2月に植栽し、その後は水やりも一切せず、完全放置しています。
屋上緑化の際に、潅水設備を導入しなくても屋上緑化が気軽にできる事例を
実証しようかと思ってこのタイプで試験を行っています。
(詳しくはこちらより)

今回の富谷市役所屋上は、面白いところで、試験的に養蜂も行われています。
イソギクはミツバチの蜜源としても最高の植物となります。
11月くらいに、その年の一番最後の花として咲き、ミツバチの越冬を助けるための蜜源としての大きな役割があります。
いいコラボができるのいいですね!
菌根イソギク屋上緑化3

さて、今回の試験は、宇治の試験より、もう少しソフトに10cm厚の植栽袋の下に簡易的な貯水プレートを置いて、
気持ちだけ、宇治の事例よりマイルドにしました。ただし、もちろん完全放置で、天然の雨以外水やりは一切しません。
(宇治の試験施工についてはこちら。)

菌根イソギク屋上緑化1 菌根イソギク屋上緑化2 菌根イソギク屋上緑化4

これで今年の猛暑を乗り切ってくれると、
灌水設備の要らないとてもお手軽な屋上緑化手法が生まれるのですが、さあ、どうでしょう?
菌根イソギクに頑張ってもらいたいと思います!!

うまくいくといいですね。


京都宇治にて菌根イソギクの屋上緑化試験

 2018-02-16
完全無灌水による屋上緑化を実現できないかな?
と、以前から考えていいました。
せっかく樹木医をしているのだから、色々な知識を活かしてやってみたいなと。

特に菌根イソギクであれば、その過酷な環境でも生き延びてくれる可能性が高いと思っていました。
これまで雑草対策として、街路樹の植升、高速サービスエリアの植栽帯、公園、遊休地、大学キャンパス、花壇、小学校正門前などいろいろな場所で試験をしてきました。
一部湿地帯(正確には水はけが悪く、雨の時にいつも冠水する場所)に植栽したもの以外は旺盛な生長を見せ、経過良好です。イソギクの唯一の欠点はやはり過湿のようです。しかし、乾燥にはいたって強い耐性を持っていることにいつも感心しています。
その耐乾性があるため、屋上緑化への試験に採用しました。

今回、その実証試験をすることが出来ました。
京都府宇治市にある繊維メーカーの社員寮の屋上9階
菌根イソギク屋上緑化社員寮屋上2

今回は、50cm×50cm×10cmの植栽袋に各菌根イソギク4ポットずつ植栽しました。
培土、植栽袋のパターンを変えて、4パターンとしました。

菌根イソギク屋上緑化社員寮屋上

これからなつが終わる9月もしくは10月まで試験をします。
もしくは、その途中で枯れた場合は、再度パターンを変えて、試験を行う予定です。

さて、この過酷な試験植栽。
菌根イソギクは耐え抜いてくれるのか・・・
楽しみですね!

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