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東北大学のアカマツ その後

 2019-02-01
今日は、いつも一緒に仕事をしている樹木医の方と、
昨年4月に応急処置を行ったアカマツの経過観察および根系調査をしました。

昨年春、東北大学キャンパス内の立派なアカマツがあまりにも衰弱し、夏を越えることも不可能かな?と思える状態でした。
そのため、まず、根元一面に敷き詰められていたウッドチップを全て撤去し、加えて、菌根菌という共生菌を使って、樹勢を回復させる作業をごく小規模に応急的に実施しました。

それから10カ月。
去年の夏はとりあえず乗り切ることが出来たというところまで、私も観察し、安心していたのですが、
その後、秋から冬にかけて大変なことになっているということで、今日、様子を見に行くことになりました。

東北大学 片平キャンパスのアカマツ 東北大学片平キャンパスのアカマツ

かなり枯れ枝が発生しています。
困りましたね。
そこで、そこにいた私も含めて3人で、
昨春に応急処置として菌根菌を投入した箇所がどうなっているかな?と根の調査もしました。
処置をした根がほぼほぼ枯れていました。
資材や処置に問題があったというよりも、あまりに木が弱っているため、根がどんどんと枯れているような印象です。
処置をした根がまったく回復方向へと向かう起爆剤となってくれずに時間が経過してしまいました。

ちなみに去年春のこのアカマツ
東北大片平キャンパスのアカマツ
(右下がちょっと緑に見えますが、これは後ろの木の緑です。)
ほぼ緑の葉のない状態でした。
ここから比べるとまだマシと言えますが・・・

なぜこの木が一旦持ち直したのか不思議なくらいですが、
おそらく根元に分厚く敷き詰められていたウッドチップ(底辺はかなり腐り、腐植かしていた)を全て取り除いたことにより、一時的に持ち直したのかな?としか考えられません。

この冬に再度、本格的な作業を行わないと、ちょっとこの木の命が危なくなってます・・・







4月に応急処置をしたアカマツ その後

 2018-07-08
東北大学片平キャンパス内のアカマツ
4月にかなり衰弱していて、この夏を越えられるかどうかという状況でした。
そのため、夏を越えられるように応急処置を実施されました。
(4月の樹勢回復作業についてはこちらより)

その際、処置内容決め、処置作業をお手伝いさせて頂きました。
瀕死の木が相手でしたので、なかなかに難しい判断でした。
樹木医として一番しびれる場面です。

そのアカマツのその後です。
左:2018年4月  右:2018年7月
東北大学 片平キャンパス アカマツ 東北大学 片平キャンパス アカマツ2

写真では夕日の感じでいまいちきちんと比較できないかもしれませんが、
4月には木全体が赤く、もう枯れているのかな? いや、若干緑があるからまだ枯れてない。でも、もうダメかな?
という感じでした。
しかし、7月に入り、これならなんとか夏は越えられそうという状態までなんとか回復してきました。
いやいや、良かったです。

これでこの冬に本格的な樹勢回復作業をすることができそうです。
数年後に周りの木と遜色ない程度に回復してくれればいいなあ~と思うばかりです。



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